教育の特色 各教科の特色

教科の特色と授業の進め方

  • 国語

    日常の言葉とは違う、「考えるための日本語」に取り組みましょう。

    中学1年では「現代文」の授業を週3時間、「口語文法」の授業を週2時間配当して、学習を進めます。 「現代文」では、明治時代以降の文章を読み解きながら、人の生き方や社会のあり方について深く考え、さらには生徒自身が豊かな表現を用いて自分の考えを自由に表現することができるようになることを目標とします。 「口語文法」では、日常的に使っている現代日本語の規則性を理解することを通じて、文法的なものの考え方に親しむことを目標とします。さらに、日本の古典文法である「文語文法」や「漢文」についても少しずつ学習を始め、中学の間にさまざまな古典作品を原文で読めるようになることを目指します。 なお、漢字検定を学校全体で受検し、中学卒業までに準2級を取得することを目標にしています。
  • 国語科書写

    ひと筆ひと筆、静かに書と向き合う時間です。

    中学1年生で週1時間の授業があります。毛筆を中心に、楷書・行書の基本的な書き方を学習します。実技だけでなく、書道に必要な道具についてや、漢字・かなの成立についてなど、伝統文化や文字の歴史についても学習します。学習成果の発表の場として、外部のコンクールへ出品します。 机に向かって書き進めることが基本になりますが、手元を映す書画カメラや映像教材を用いることで、視覚的に理解を深めることができます。 書の上手下手も大切ですが、集中して取り組み、文字文化への関心を高めることが大切です。
  • 社会

    世の中を読み解くために必要な知識を学びましょう。

    社会科では、6年間で「幅広い知識」と「知識を使って考える力」の双方を身につけてほしいと考えています。 中学1年から高校一年までの4年間は日本史・世界史の基本的知識を獲得すると同時に、国会見学・株式市場見学や「貿易ゲーム」「模擬国連」などの体験を通じて知識を定着させ、さらに知的好奇心を深めていくことを目標としています。そして、高校二年・高校三年の2年間は文系と理系に分かれ、それぞれが大学受験に向けて必要な発展的知識を学べ、様々な問題を考える力をつけることを目指します。 社会科の学習において最も重要なことは、常に「なぜそうなるのだろうか」と考えながら粘り強く取り組む姿勢です。また、最新のニュースや社会情勢を、授業で示された視点にもとづいて捉える習慣をつけると学習が楽しくなると思います。社会科で習った知識を用いて、いま社会で起きていることの何が問題なのかについて、ぜひ考えてみてください。 [【参考】グローバル教育と海外研修「国内研修」]
  • 数学

    本校独自のカリキュラムによるテキストを使用します。

    浅野中学校の数学は、代数(数量編)と幾何(図形編)の2つの分野から構成されており、中学1年では代数を週3時間、幾何を週2時間学習します。中学2年では、さらに週1時間、演習中心の授業が加わります。 中学校で学ぶ内容は、高等学校で学ぶ数学の基礎となる大切な部分です。中高一貫校向けの検定外教科書(体系数学)を用いた授業で、まず「わかる」数学を、そしてテキストに沿った、練習量の多い問題集を解くことで、「できる」数学を目指します。 理解度の確認テストを実施し、学習の遅れがちな生徒に対しては、適宜「追試」や「補習」をおこない、つまずきを引きずってしまうことのないよう指導しています。
  • 理科

    自然の事物・現象を学びながら、世の中の問題点を見つけ出して解決しよう。

    理科は、自然の事物・現象を学習の対象とする教科です。たとえば、地震・津波や火山噴火、台風・集中豪雨などによって引き起こされる様々な自然災害、地球温暖化対策と関連するエネルギー問題、放射線・食品・医薬品などの安全性、遺伝子診断・生殖医療などに関する正しい知識など、理科を通して学ぶべきことはたくさんあります。 中学では、物理・化学・生物・地学の4分野の基礎をまんべんなく学びます。高校では、進路に合わせて「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」の中から3~5科目を履修します。 自然についての理解を深めていくことによって、その先にある新たな疑問を見つけ出せる力を身につけてほしいと考えています。
  • 英語

    ABCから丁寧に教えます。

    英語は初めて本格的に学ぶ人も多く、不安を感じているかもしれませんが、心配はいりません。アルファベットの書き方から丁寧に教えます。将来、英語を使って世の中で活躍するために、また、その前提として大学入試を突破するために、文法をしっかり固めていきます。しかし、英語を聴き、話す機会も大切にしていきます。一番大事なことは、毎日の学習を欠かさないことです。最初につまずくと後々まで影響する教科なので、毎日しっかり学習する習慣をつけてください。 [【参考】グローバル教育と海外研修「語学研修」]
  • 保健体育

    九転十起の精神のベースを構築するのが目標です。

    体育分野を中心に、週に3時間の授業をおこないます。 学園生活を充実したものにするために最も基礎となる部分を学びます。集団行動や各種スポーツの実践を通して、健康の増進や安全管理の能力を身につけます。 中高6年間に、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、サッカー、卓球、陸上競技、器械体操などの各種目をおこないます。夏季には水泳を、また武道は剣道と柔道を全員が受講しています。高三では選択種目制とし得意種目を選択して生涯スポーツに役立てています。 スポーツの世界ではもともとの能力が結果を大きく左右することがよくありますが、これらの種目のなかで競争・励まし合い・助け合い・挫折・我慢と辛抱・自己主張やコミュニケーションといった、教室ではできない思春期には非常に意味のある多くの体験をし、「健康・安全」はもとより、「仲間との協力」、「公平・公正な態度」、「責任」、「用具の管理・整理整頓」などの能力を向上させ、九転十起の精神のベースを育んでいきます。
  • 技術・家庭科

    想像力・新しい発想・工夫する力を伸ばしていきます。

    技術科で学習する内容には「技術とものづくり」、「情報とコンピュータ」があります。「技術とものづくり」では木材を使った作品製作、ラジオの製作などをおこないます。「情報とコンピュータ」では、コンピュータ操作を通じて情報の学習をします。 家庭科では、「衣食住」を中心に、「家族」「高齢社会」など、これからの生活のなかで必要と思われる様々なことについて学習します。
  • 美術

    生徒が主体的に取り組める授業を目指しています。

    これからの世の中を作る生徒が、想像力豊かな人に育ってくれるように、デッサンや着彩などのベーシックな実技課題を中心に、じっくりと制作しています。また、西洋と日本の古典美術から現代美術に至るまでの作家や展覧会を紹介し、ただ作るだけでなく、美術表現と社会の結びつきにも触れています。好き嫌いを超えて、生徒が主体的に取り組める授業を目指しています。
  • 音楽

    感じることを大切に、頭と身体をバランス良く使いましょう。

    音楽の授業では、歌とリコーダーを中心に、高校ではキーボードやトーンチャイムのアンサンブルなどをおこないます。
  • 総合学習

    国際理解としての英会話教育をおこないます。

    中学1年から3年間、毎週1時間ネイティヴの教員による英会話学習を総合的な学習として設置しています。クラスを2つに分けた少人数で、英語を聴いたり話したりすることを主眼とした授業をおこなっています。現在のテキストは次の通りです。 中学1年生『Engage Starter』 Oxford University Press 中学2年生『Engage1』 Oxford University Press 中学3年生『Discover Debate』 Language Solutions Inc.