化学部 研究室見学を行いました。
化学部では3月25日(月)に東京工業大学理学院化学系 の研究室の見学会を行いました。
当日は後藤敬教授を中心に、化学の研究の可能性のお話をうかがい、
後藤敬教授の研究室、木口学教授と西野智昭准教授の研究室、
河野正規教授の研究室の見学をさせていただきました。
また、中学生・高校生の部員の生徒たちのポスター発表を
大学の先生方と学部と大学院の学生さん方に見て頂き、
質疑討論の交流を行いました。
はじめて見る大学の専門の研究の現場に部員は興味深く見学し、
装置や研究について質問させていただきました。
また、ポスター発表は専門家への研究発表ということもあり、
とても緊張していました。
教授や学生さん達からうまくコミニュケーションをとって
頂きながらまたとない貴重な経験と、大きな刺激 をいただいて
帰ってきました。
新年度、新たに入学するメンバーに化学の楽しみを伝えながら
仲間の新入部員を増やしたいという想いを持ってくれたと思います。
次の文化祭に向けた研究発表にも大きな力となりました。
東京工業大学理学院化学系の先生方、学生さんには 大変貴重な時間
をたっぷり割いて頂きました。 ありがとうございました。
HPDU英語ディベート全国大会準優勝!
教養講座:ANA・JAL工場見学
教養講座 「平成」の30年をふりかえる
いよいよ改元をむかえるこの時期に、激動といわれる「平成」の30年をふりかえるのはとても有意義なことではないかと思いつき、この講座を企画したのは昨年末のことでした。30年を10年単位で区切ってみると、「世紀末」・「新世紀」・「現在」の3つに分かれ、結局は「西暦」の時代区分ともマッチしていることが、世界と日本を同時に理解しやすいのではないかと安易に考えました。よって今回の講座も10年を1時間で、合計3時間の設定とし、日本だけでなく世界の動向ともリンクさせながら理解していこうという、とても意欲的ですが無謀なチャレンジ企画となったのです。
講座内容は以下のとおりです。
第1時限 最初の10年(1990年代) バブルの狂騒と世紀末
●バブルはなぜ起きて,なぜはじけたか
●1995年の大事件(阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件ほか)
●不況の中の世紀末
第2時限 新世紀の10年(2000年代) 「文明の衝突」と資本主義の限界
●9.11アメリカ同時多発テロの衝撃
●小泉構造改革が日本を変えた?
●リーマン・ショックと派遣切り
第3時限 この10年(2010年代) 天変地異とSNS・AIの躍動
●3.11東日本大震災が日本人に残したもの
●トランプ・ショックとグローバリズム
●人類とAIの共存の可能性
所々で映像を交えながら、参加した中高生(約20人)が生まれる前のことでもリアルに体感できるように努め、また、講義をする私たちも自分の年齢や生い立ちなどを暴露して、実体験を交えながら語ることで、過去の出来事でもイメージしやすいように工夫しました。
また、図書館の先生がたがこの講座の関連書籍を展示して紹介してくれたことも知的な刺激となりました。展示したのは書籍だけではありません。今回のテーマの一つとも重なる身近なテクノロジーの実物を用意しました。
平成の間にほぼ使われなくなったものとして、カセットテープ・ビデオテープ・フロッピーディスク・MD・ポケットベル・ウォークマンなどを陳列しましたが、なかでも珍しくて人気を博したのがワープロです。社会科教諭の私物として保管していたものがいまだに電源も入って操作できたので、中学生も高校生も試し打ちに群がりました。これほど珍しがられたことに、提供した本人は釈然としない面持ちでしたが。
1時間目にバブル崩壊後の日本と世紀末の世界のムードを知ってもらい、
2時間目に2010年代に助長されたと言われるIT化と格差社会を考えてもらい、
東日本大震災で幕を開けた3時間目の最後には、参加者にこう問いかけて終わりました。
この30年をふりかえって、あらためて強く意識してほしい。
人間とは何か、君たちはどう生きるか。
ありきたりかもしれませんが、激動の30年をふまえてみれば、この問いかけは簡単に答えられるものではありません。
それでいいのです。今という時代は「答え」の見つからない時代でもあるのですから。
今回参加した生徒は、中1から高2までとかなりの年齢差でした。でも、誰もが最後まで集中して聞いてくれたうえに、こちらからの問いかけを真剣に受け止めてくれたようです。もう少し、高校生と中学生のあいだでも議論する機会を設けられればよかったとの反省はありますが、今後もこのような場を用意していくときの改善点にしたいと思います。
以下は参加した生徒の感想です。
●自分たちの体験したことのない90年代や物心のついていなかった00年代を総合的に見ることで、今の10年代を新たな視点で見つめることができたと思う。(高2)
●生きてこなかった平成について、それを経験してきた先生の話を聞けて知識欲が燃えた。そして、我々とその他の世代のギャップを感じることができたのは良い刺激になった。(高2)
●単に現代史が好きというだけで受けた今回の講座でしたが、予想よりもはるかに内容の濃い講座であり、また自分が日常生活の中で感じていたぼんやりとした将来への不安に関しても示唆を与えてくれるなど、学習面でも精神面でも大変素晴らしい講座でした。(高2)
●これから世の中において自分がどうであるとか、世の中がどうであるとかいうことばかり考えてきた身としては、自分の思考を整理する絶好の機会だったと思う。(高2)
●今、自分としては将来のことについて技術も革新し、グローバル化が進み、明るい未来になると漠然と思っていたが、今回、過去を振り返り、今と未来について改めて考えることができ、自分の考えを見直すことができた。知らなかったことを知り、また、世代の違う3人の先生の意見を知ってとてもためになった。(高1)
●平成という時代を映像で振り返ることはよくあっても、いろいろな出来事が複雑に絡まっていて理解しづらかったのが、論理的に把握できた。(高1)
●平成を振り返るということで、自分の生前の20年間についての動向への理解が深まった。この「平成」は歴史の授業でもあまり触れることが少ないため、勉強としても教養としてもとても有意義であったと思う。(中3)
●社会的な躍動の中での視点、現代社会においての問題点、問いかけにより未来について自分の今の状況を改めて考えさせた。(中3)
●平成について自分の知らないことを知れてよかった。実際の映像を通しての授業がとてもよかった。(中1)
●授業ではあまり扱われない平成について聞くことで、妙な焦燥感と、この先どのように考え、どのようにしたらよいかをいい意味で悩ませてもらえた。(中1)
2018年度 3学期終業式を行いました。
部活動見学体験会
浅野中学校 第99期生 卒業証書授与式
本日の部活動見学体験会(3/16(土)8:3発信)
明日の部活動見学体験会について(3/15 16:40発信)
予告 教養講座「「平成」の30年をふりかえる」
第1時限 最初の10年(1990年代) バブルの狂騒と世紀末
●バブルはなぜ起きて,なぜはじけたか
●1995年の大事件(阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件ほか)
●不況の中の世紀末
第2時限 新世紀の10年(2000年代) 「文明の衝突」と資本主義の限界
●9.11アメリカ同時多発テロの衝撃
●小泉構造改革が日本を変えた?
●リーマン・ショックと派遣切り
第3時限 この10年(2010年代) 天変地異とSNS・AIの躍動
●3.11東日本大震災が日本人に残したもの
●トランプ・ショックとグローバリズム
●人類とAIの共存の可能性
参加を希望する生徒は、図書館(司書教諭)まで申し出てください。
この3月に卒業した「赤バッヂ」諸君もぜひ参加してください!
投稿日時: 2019年3月14日 08:04 | カテゴリ: 図書館からのお知らせ |パーマリンク
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