ブログ 2017年8月アーカイブ

Oxford研修:連載第6回

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《Oxford研修:連載第6回》

 Oxford研修のすべての行程を修了し、日本に帰ってきました。帰国の途に着く前日に、2週間取り組んできたプロジェクト・ワークのまとめとして、各チームの最終プレゼンテーションが行われました。ここまで来るのに各生徒はコンパニオン(オックスフォード大やケンブリッジ大の大学生や大学院生で、生徒5人から7人に対し1人ついて、研修中の平日午後毎日レクチャーやアドバイスを行います)と共に熱心に取り組んできました。生徒の声を掲載します。 

自分たちはコンパニオンのハリー(天才)の助けを借りながらプレゼン作りに勤しんでおります。ハリーの英語はとんでもなく速いので、プロジェクトワークの時間だけで頭の疲労度が凄いんですよ。なんとか追い縋って理解しようとしてます。どうやら他の班よりも抽象度の高いことをやっているようなので(本当?)、上手く噛み砕いて説明出来るのか不安ではあります。プレゼンまであとわずかですが、全力を尽くしてみます!

 さて、プレゼンテーションの優勝を勝ち取ったのは、"Multicultural Britain(多文化国家イギリス)"をテーマにした"Souichiro United"(多文化主義2)チームでした!"Push Factor(移民となる人が国外に出ていく要因)"と"Pull Factor(移民がイギリスを選ぶ要因)"を中心に、歴史を紐解いて具体的かつ丁寧に発表しました。結論部分で"To make the world a better place"という視点を打ち出せたことが審査員である現地校の先生方の高評価を得ました。優勝チームとそのコンパニオン(ケンブリッジ大学!の学生)にオックスフォード大学のTシャツをプレゼントしています。

 2位は、"Literature of Oxford"と題して、主に『ハリーポッター』世界とイングランド文化との比較を、教育、文化、差別の側面から発表した文学チームがランクされました。(上記の2チームは、浅野の文化祭でも発表予定です。)

 他のチームのテーマは以下の通りです。どのチームの発表も興味深く、順位付けは難航していました。

"The history of Oxford" 

なぜオックスフォード大学がイギリスの社会や政府に対して大きな力を持つようになったかを発表した歴史チーム。

"Multi-culturalism" 

テロリズム、移民、Brexit(EUからのイギリス脱退)を中心に多文化主義を論じた多文化1チーム。

"Immigrants and Cultural diversity(移民と多文化主義)" 

イギリスの歴史的背景・政策、オックスフォードの状況や日本との比較を行った多文化主義3チーム。

"Architecture(建築)" 

オックスフォード市内を実際回って調べ学習していた芸術チームは、なぜ石造りなのか、そして建築の歴史、特徴、また、なぜその建築様式ががその時代に選ばれたのか、について発表しました。

 

 研修全体を振り返って、一人の研修に参加した生徒の文章を紹介します。

学校ではオックスフォードの歴史や建築について勉強していますが、日本で学んだ世界史の知識と結びつくことも多くて面白いです。それに先生が非常に分かりやすく説明してくれるので、英語の授業でもきちんと理解できます。

懸念していた英語も思っていた以上に通じていて、現地の人々とも普通にコミュニケーションがとれています。日本にいる時は「英語って嫌だなぁ」なんて思っていても、自分の言いたいことが現地の人に通じるとやっぱり嬉しいですね。それにホストファミリーもすごく優しいです。自分のやりたいことをさせてくれるので、非常に落ち着いて過ごせます。不味いと聞いていた料理も普通に美味しくて安心しています。こういうのは実際に体験してみないと分かりませんからね...

 彼の書いてくれたことが、この研修の意義の大きな部分を要約しています。既習事項を基盤に、現実感を伴って知識を深め、新しい視野を獲得していくというプロセスは、これからの人生の指針になっていくでしょう。

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(文責:引率杉浦)

投稿日時: 2017年8月28日 14:47 | カテゴリ: NEWS |

Oxford研修:連載第5回

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《Oxford研修:連載第5回》

 オックスフォード研修の特徴として、ホームステイがあります。Facebookでご紹介したご家庭はほんの一部で、それぞれの生徒が別々の家庭で生活しています。ホームステイ先には、他国からの留学生がいることもありますが、日本からの留学生と同一の家庭ににならないように配慮してもらっています。

 研修の途中で生徒にホームステイ先のアンケートを取ったり、様子を聞いたりしています。家庭でのコミュニケーションの量が足りないようであれば、その原因を考え、生徒にはもっと積極的に話しかけるよう具体的な方法を提示して促し、一方でホームステイ先にも電話して、より多く話す機会を持ってもらうよう家族に頼みます。当初は、やや奥手だった生徒も、2週目になると、「2時間くらい『ナルニア国物語』の話をした」、「ロシア人の留学生と食事中、ずっと話をしていました」と教えてくれました。

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(文責:引率杉浦)

投稿日時: 2017年8月25日 04:12 | カテゴリ: NEWS |

Oxford研修:連載第4回

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《Oxford研修:連載第4回》

今回は20日(日)と21日(月)の活動について掲載します。
 
<8月20日(日)>

 連載第3回にも載せてございますが、4つのコースから各自任意で選択しました。
 (1)現地ツアーに参加し,イングランドを離れてウェールズへ入国し,カーディフを散策。
 (2)現地ツアーに参加し,バース&ストーンヘンジを散策。
 (3)鉄道でバースへ。
 (4)オックスフォード市内散策。

 同行しました(2)のツアーをご紹介します。

 朝、Oxfordをバスで出発し、一路ストーンヘンジに向かいました。現地ツアー参加者の中で日本から来たのは私たちだけでした。車内ではガイドのJackがストーンヘンジや車窓から見える景色の解説をしてくれたのですが、日々の授業よりやや速い英語で、生徒たちには刺激になったようです。ストーンヘンジは天気に恵まれ、組まれた巨石の存在感に皆圧倒され、オーディオガイドを用いて歴史についての理解を深めていました。

 バスに戻って1時間ほどかけ、イングランド第2の観光地、バースに移動。他のツアー参加者といっしょに1時間のウォーキング・ツアーに出かけました。歴史的な建物を巡りながら他の国の参加者に積極的に話しかけている生徒もいました。

(オックスフォード市内散策組も他国の学生とサッカーをしたり、カレッジ見学をしたり、思い思いに過ごしていました。)

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<8月21日(月)>

 楽しい週末も終わり、いよいよ後半戦です。この日は、オックスフォード大学教授のMatthew Kilburn氏による浅野生のための特別講義に参加しました。「オックスフォード大学の歴史を60分で概観する!」という、外国語であるだけでなく、内容も濃く、レベルの高い講義でしたが、1週間英語に慣れ親しんだ積み重ねと、午前中の授業で学んだ歴史の知識をフル動員して、必死に内容を把握しようと努力しましたと、講義後生徒たちは話してくれました。

 その後の質疑応答の時間には、自分のプロジェクト・ワークの内容に関連した発言をする生徒が目立ちました。質疑応答時間は、講義後30分を予定していましたが、その時間を過ぎても、個人的に質問をしている生徒もいました。

 午前中の英語での授業(歴史、芸術・建築、文学、移民、多文化主義)、午後のプロジェクト・ワーク(歴史、芸術・建築、文学、移民、多文化主義)、そして今回の講義と、それぞれ生徒の中で内容的にリンクする形で、プログラムに取り組んでもらっています。

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(文責:引率杉浦)

投稿日時: 2017年8月23日 22:18 | カテゴリ: NEWS |

オックスフォード研修・週末休暇

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《Oxford研修:連載第3回》

早いもので,今年度の研修も折り返しとなりました。

8月19日(土)と20日(日)はカレッジでの研修がお休みとなるため,小旅行に出かけました。

 

<8月19日(土)>

ロンドン&グリニッジへ全員で出かけました。

欧州テロ増加の懸念もあり,ロンドンは大英博物館の入場観光以外は車窓観光をメインに構成しています。グリニッジは世界標準時の街で,長らく活躍した旧天文台や国立海洋博物館などを自由散策しました。旧天文台では,東半球と西半球の基準となる0度の経線(本初子午線)を跨ぎながらの記念撮影に熱が入ります*。

*測量基準の発達により,現在の正しい本初子午線は天文台の中にあるラインよりも東に130m程ずれたところを通ります。ただ,その地点に記念碑などは何もないため,ここで記念撮影をするのが通例です。

グリニッジ旧天文台の対岸にはロンドンのドックランズが見えます。かつては物流の中心として栄えた河港都市でしたが,世界的な物流増加に伴う港湾拡張やコンテナ船への対応が困難だったため地位が低下し,再開発によって職住一致型の高級高層建築街になりました。今でも建設ラッシュが続いています。

 

<8月20日(日)>

4つのコースから各自任意で選択しました。

(1)現地ツアーに参加し,イングランドを離れてウェールズへ入国し,カーディフを散策。

(2)現地ツアーに参加し,バース&ストーンヘンジを散策。

(3)鉄道でバースへ。

(4)オックスフォード市内散策。

私は(1)へ同行しましたので,そちらをご紹介します。

イギリスは正式国名を「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」と称し,「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」という4つの王国の連邦国家(複合国家)です。

イングランドから出国してウェールズへ入国するため国旗が変わります(ピンバッジの写真:左がウェールズ旗,右がイングランド旗)。連邦国家内の越境とはいえ,陸路で国境越えをする貴重な体験をしました。カーディフはウェールズ王国の首都であり,至るところにウェールズ旗が掲げられています(イングランド内では,イングランド旗よりもユニオンジャックのほうが目立つ)。

さらに,ウェールズには古代ヨーロッパのケルト系民族が多く,英語が堪能な人でも独自のウェールズ語は全くといっていいほど理解できません(単語一つ一つが長く,ニュージーランド原住民のマオリ語に続き,世界で2番目に単語の長い言語だそうです)。街中の看板等にはたいてい英語とウェールズ語が併記されていますが,文化の違いを実感できます。

日曜なので休業日のお店も多いのですが,何軒かのカフェでは「CAWL」というウェールズ料理(ラムと野菜の煮込み料理)を食べられます。この地域は羊が多く,羊料理が伝統的に食されているということでした。

なかなかコアなツアーで,まだまだ背景知識の少ない生徒にはつらい旅だったかもしれませんが,いつの日か,貴重な経験ができたことを実感してもらえれば嬉しく思います。

(研修引率教員:工藤)

 

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投稿日時: 2017年8月21日 18:06 | カテゴリ: NEWS,学校からのお知らせ |

ディベート部 模擬国連大会で最優秀大使賞など4組入賞!

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8月7日と8日の2日間、代々木のオリンピック・センターで開催された

全国高校教育模擬国連大会において、

本校ディベート部の中高生、4組8名が最優秀大使賞などを受賞しました。

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中学の部

最優秀大使賞 中山大河(中3)・西本知貴(中3) アメリカ大使として

優秀大使賞  柳澤岳(中3)・三浦慶(中3) ブラジル大使として

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高校の部

優秀大使賞 水口幸生(高2)

      高田陽一郎(高1)

      オーストリア大使として

優秀大使賞 堀江悠希(高1)

      増山龍星(高1) フランス大使として

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この大会は、北は札幌から南は鹿児島まで全国から500名以上の中高生が参加して行われた、初めての大規模な模擬国連の全国大会で、今回が第1回の開催でした。

すでにお知らせしたとおり、本校から実行委員長など3名がスタッフとして参加していますが、

大使としても20名以上が参加し、「核軍縮」をテーマに担当国の大使として、国際平和につながる解決策を熱く議論した2日間でした。

模擬国連は、単純に自分の意見を言えばいいという場ではありません。

担当国の大使になりきってディベートをおこなうロール・プレイングの活動です。

ですから、自分の見解と異なる立場の国を割り当てられたら、その国の立場で国益を損ねることなく、決議案を作成しなくてはなりません。

今回、最優秀大使賞を受賞した中3のペアは、トランプ政権のアメリカを担当することになっていて、「核軍縮」というテーマに難しさを感じていたようですが、徹底したリサーチと、よく練られた会議行動によって、他校の生徒や先生がたから称賛されました。

そのほかのペアも、決議案をまとめるグループのリーダーとなったり、国益に沿う文言を盛り込ませたりと、それぞれの大使の役割を果たしていました。IMG_2407.JPG

参加した皆さん、お疲れさまでした。

文責: ディベート部顧問

投稿日時: 2017年8月18日 15:45 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

オックスフォード研修・本格化

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《Oxford研修:連載第2回》

前回紹介したPuntingは初日のみのアクティビティで,翌日からは研修が本格化しました。

午前中は11~12名ずつの3クラスに分かれます。英語を使ったコミュニケーションの練習から始まり,建築・歴史・文学・多文化主義などのトピックを日替わりで学びます。

午後は各研究班(5~7名)でのプロジェクトワークです。座学ありフィールドワークありと多彩で,現状生徒たちは満足そうに1日を過ごしています。

 

さて,食事は旅の楽しみの一つ。昼食は各自で散策して決めるのですが,初日は皆目見当もつかなかったようで,大半の生徒が日本でもお馴染みのファストフード店へ駆け込んだようでした...が,その量に圧倒されて苦しむ生徒が散見されました。

一方,近くの広場では毎週水・木限定でマーケットが開かれます。数名の生徒はそこへ出向き,世界各国の料理に挑戦しました。店数こそ多くないものの,中華料理やスペイン料理をはじめ,ネパール・ブラジル・ベネズエラ・エチオピア・エリトリア・ハンガリー・ポーランド・ギリシャ・......と多彩で,2日間ではとても制覇できませんでした。来週もお楽しみに!

 

<番外編>

研修は毎日夕方4時前に終わります。ホストファミリーでの夕食の時間まで,生徒たちはオックスフォードの市内を散策しています(中には元気を持て余して公園でサッカーなどを楽しむ生徒も)。様々な建築様式の伝統的建築物やロールベールの広がる田園風景などバラエティに富んだ街並みです。

また,浅野のディベート部は2014年の創設以来(当時はサークル) 順調に力をつけてきましたが,オックスフォードはパーラメンタリーディベート(即興型英語ディベート)の発祥地であり,近くのOxford Unionはその"聖地"でもあります。

週末(土・日)は大学での授業はお休みで小観光旅行に出かけますが,このようにオックスフォード市内だけでも十分に見応えがあるのです。充実した2週間になることは疑う余地もないでしょう。

(研修引率教員:工藤)

 

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投稿日時: 2017年8月18日 04:54 | カテゴリ: NEWS,学校からのお知らせ |

オックスフォード研修はじまる

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《Oxford研修:連載第1回》

8月14日より14日間の日程で,本年度のオックスフォード研修が始まりました。成田空港では各々緊張した面持ちで,期待と不安でいっぱいの様子でした。本研修では,浅野生は1人ずつ分かれて現地家庭にホームステイをします。

 

オックスフォード大学での授業(研修)は2日目から始まり,この日は午前中に自己紹介など簡単なアイスブレイクを済ませました。午後は各研究班*ごとにオックスフォード市内の簡単な観光をし,チャーウェル川(テムズ川支流)でのパンティングで汗を流しました。

 

パンティングとは,長い鉄の棒で川底を突き刺しながら小舟を進めていくという難易度の高いアクティビティです。失敗すると舟から落ちてずぶ濡れ...! 今回の参加者でも1名が不運な目に遭いました。その他,落ちてずぶ濡れになりたくない思いが強すぎたのか,舟の動力源である鉄の棒を川に突き刺したまま進んでしまった舟もあったようでして,なかなか筋書きのないドラマを演出してくれました。それでも終えた後は「もう一回やってきたい」という声もあがるほど楽しめたようです。

 

*今回の研修では,「マルチカルチュラリズム(多文化主義)」「イギリスの歴史」「イギリスの文学」「イギリスの芸術」のテーマから各自の関心により1つを選択して研究班を構成し,期間中はその班で研究を重ねてプレゼン発表を行います。また,これに向けた事前学習も行ってきました。

 

明日からは本格的な研修に入ります。このブログでも報告していきますのでお楽しみに!

(研修引率教員:工藤)

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投稿日時: 2017年8月16日 04:17 | カテゴリ: NEWS,学校からのお知らせ |

平成29年度 第71回全国高等学校ボクシング大会(インターハイ)結果報告

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8月4日(金)?10日(木)に、全国高等学校ボクシング大会(インターハイ)が行われ、本校ボクシング部から松村和弥(高二)がライトウェルター級の県代表として出場しました。

試合結果と寸評

8/6(日)

ライトウェルター級 2回戦

松村和弥(高二) VS 村上雄大選手(熊本県 秀岳館高校) 5対0のポイント負け

組み合わせにより、2回戦が初戦となった。相手はサウスポーのアウトボクサー。右フックから横に回る動きを得意としている。松村としては右フックを封じながら距離をつめて、得意な距離で打ち合って優位を奪いたかった。しかし序盤から強い右フックを打たれて、ペースを奪われる。相手の外側を取ることを意識し始めてから、相手も右フックを打ちづらくなり、徐々にこちらの作戦通りの展開にもちこめるかと思ったが、肝心な中間距離で松村の手数がでなかった。逆に相手に連打されダウンを奪われてしまった。大舞台で緊張からか硬くなってしまった部分があった。ただ、今回この大舞台を踏めたのが、よい経験となったと思う。マスなどでは相手にプレッシャーをかけながら前に出る動きが出来てきている。後は試合でもそれが出せるように経験を積んでいこう。

総評

今回は事実上の初戦で敗退となってしまいました。
全国大会でも勝ち上がって上位に食い込めることを目標にこれからも練習に励んで行きたいと思います。

今後とも応援よろしくお願いいたします。
お世話になった皆さま、ありがとうございました。

(文責 顧問)IMG_0273.JPG

投稿日時: 2017年8月11日 11:00 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

第1回全国高校教育模擬国連大会の実行委員長に

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ディベート部の 飯田優太郎(高2)君が、8月7?8日に開催された全国高校教育模擬国連大会で実行委員長を務め、開会式で全国から集まった400名以上の高校生を相手にあいさつのスピーチをしました。

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この大会は、模擬国連に関わる中高の先生がたが中心となって、全国の高校生に呼びかけ、実行委員の募集に応じた高校生に、Web上での会議をつうじて企画・広報・準備を進めてきました。
北は北海道から西は関西までの40名以上の実行委員が、総務・運営・議長団などのセクションに分かれて、会議当日の2日間まで奮闘し、その頂点に本校の飯田君が委員長としてリーダシップを発揮し、また、植村瞭君(高2)と宗武陸(高2)君の二人が実行委員としてサポートしながら、他校の生徒とも協力しつつ、大会を作りあげました。
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そして、大会当日(8月7?8日、代々木のオリンピック・センター)は、北海道から鹿児島までの高校生400名以上と、付属校の中学3年生100名ほどが、4会場に分かれて、「核軍縮」をテーマに、各国大使になりきって国際平和のための解決策を話し合いました。
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本校からも20名以上のディベート部員が大使として参加し、割り当てられた国のリサーチを事前に入念に行ったうえで、議論をリードしつつ、他国大使と時に妥協や協調しながら、解決案を練っていきました。
このような素晴らしい大会を主催するメンバーに加われたことは、高校生としては、かけがえのない体験となったことでしょう。
また、今回のテーマは「核軍縮」でしたが、8月6日と9日の間に開催されたこの大会は、「核」をテーマに高校生が話し合うのに、とても貴重なタイミングであったと思います。
開会式の中では、何とこの大会のために、国連事務次長で軍縮担当上級代表の中満泉さんから、特別にビデオ・メッセージを送ってもらえるというハプニングまでありました。
会議の詳細と、受賞者の紹介は次回のブログでお伝えします。

文責: ディベート部顧問

投稿日時: 2017年8月10日 00:28 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

教養講座:保育体験をしよう(8/8)

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 88日、ゆうゆうきっず新子安で保育体験をしました。参加したのは高23名、高11名です。以下、生徒に書いてもらったアンケート結果を紹介します。

1)この講座に参加しようと思った動機や、将来の職業などにつながるビジョンがあれば、具体的に教えてください。

〇以前保育体験に参加した生徒がとてもよかったといっていたのを聞いて、興味をもったから。(高2

〇今度の海外研修で、ホームステイ先に小さな子どもがいることが多いと聞いたから。(高2

〇前から少し興味はあって、今回部活も休みで、かつ部員に誘われ、参加することにした。(高2

〇自分が考えている職業の中に、教育関係の仕事があるので、体験してみようと思った。(高1

2)保育体験を通じて、何を学びましたか? 幼児とどのようにふれあったか、どのような「遊び」をしたか、などについてふれながら、感想・意見を自由に書いてください。

5歳児クラスで絵本を読む手伝いをしたとき、バスについてよく知っていて、クラス全体も静かで、思っていたよりも落ち着いていると感じた。2歳児クラスと4歳児クラスで園庭での外遊びをして、2歳の差で運動能力や遊びの内容に大きな違いがあり、驚いた。(高2

〇最初は何を話せばよいか分からなかったが、「外遊びどうだった?」というような話しかけ方で会話することができたのでよかった。「なぜ?なぜ?」と聞いてくることが多く、子どもの好奇心の高さを改めて感じた。「アルプスいちまんじゃく」や「あっちむいてホイ」などの遊び、おんぶや抱っこをせわしなくやった。目を見て話したり、きちんと話を聞いてあげたりするコミュニケーションの重要性を学んだ。給食の時間が一番話しやすかった。(高2

〇幼児はそれぞれ性格が全然違っていて、自由に遊ぶときや、お話するときに、けんかにならないよう、それぞれにgoodな対応をすることはとても難しいと認識した。「絵本の読み聞かせ」に関しては、事前にしっかり本に目を通しておくべきだった。セリフをいいながら状況を理解するので、見せ場がすぐにはわからず、余裕を持つことができなかった。(高2

〇園庭へ出て「海賊ごっこ」という鬼ごっこをしたり、個人に本を読み聞かせしたりした。また、3歳や4歳の子がとにかく元気で、5歳くらいになると、かなり物知りな子もいる感じだった。甘えてくる子も多かったが、甘えさせられるときには甘えさせて、甘えさせられないときには、やさしく指示を出すことができたと思う。(高1

3)次回以降の参加生徒に、注意を喚起すべきことがあったら書いてください。

〇ポケットにハンカチを入れておくのを忘れないこと(高2

〇「遊び」を覚えてくる。しゃがんだ方が話しやすい(高2

〇正座の練習をした方がよい。(高2

〇もし甘えてくる元気な子がいて、保育士の先生が話しているときは、やさしく「先生話してるよー」といった感じで、肩を向けるのがよいと思う。(高1

 2歳児から5歳児クラスの幼児とふれあっているのですが、生徒たちは年齢ごとの発達段階について、敏感に感じ取ったようです。また、体験を終えてから、「自我のめばえ」や言語能力の発達についても、さかんに議論していました。こうして体得した「経験知」は、きっとこれからの生活、そして人生の糧になることでしょう。

 ちなみに、今回参加した生徒は全員初めてで、ちょっとしたきっかけで参加した人が多かったようですが、その全員から、「行ってよかった。勉強になった」、「楽しかった」という感想をきけました。今後も、より多くの浅野生が、保育園に、ひいては学校外に広がるさまざまな「社会」に目を向けていってほしいと思っています。

(文責:教養講座担当 橋本)

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投稿日時: 2017年8月 8日 15:55 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |