ブログ 2016年11月アーカイブ

1937年11月29日

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本日(11月29日)は本校初代校長Dsc_1092

水崎基一先生の御命日です。

薄曇りの天気でしたが、

前田校長以下3名の代表で、 

鶴見の総持寺に赴きました。

その日から79年経ちましたが、

水崎先生の 「教員は労を惜しんではならない」という教えを

これからも胸に刻んでいきますと

ご挨拶してまいりました。 (文責 教頭)

投稿日時: 2016年11月29日 10:56 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

教養講座:リーマン・ショックの舞台裏

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 2016年11月5日と12日、中3・高1を対象にして、アダム・マッケイ監督の映画『マネー・ショート』(米、2015年)を題材にしながら、サブプライム問題とリーマン・ショックについて学ぶ教養講座を開催しました。映画の内容は、主人公グループが、サブプライム・ローン債権を組みこんだ金融派生商品(デリバティブ)の価値が、ローンの焦げつきによって暴落するということを見越し、債券に保険をかけて「ショート」し、金を稼ぐという話です。


 経済・金融映画なので、MBS(Mortgage Backed Security、不動産担保証券)、CDS(Credit Default Swap、クレジット・デフォルト・スワップ)、CDO(Collateralized Debt Obligation、債務担保証券)といった専門用語が次々に出てきます。また、住宅ローン会社・投資銀行・格付け会社、さらにはFRB(アメリカ合衆国の中央銀行に相当)なども含めた、サブプライム問題のプレイヤー間の複合的な関係の理解も必要となってきます。難しい話ではありますが、参加した生徒は意欲的に頑張ってくれました。以下、生徒の感想を一部紹介します。



〇人の思い込みや周りに流される心理は恐いものだと思った。しっかりと状況を見極められる人間になりたい。(高1)

〇単語や内容にあまりなじみがなかったので、最初大変だったが、理解すれば楽しむことができた。この話の前提に、「アメリカの住宅価格は上がり続ける」というものがあったが、そのような「常識」があったからこそ、サブプライム危機が生じ、多くの人が損をしたことがわかった。なので、「常識」を安易に信じずに、常に疑いの目を持つことが大事だと思った。(高1)

〇私自身文系で、経済・金融関係という道もあるので、こういった経済のことを難しい専門用語も交えながら勉強できたという点で、この教養講座はとてもためになった。また、専門用語も難しいところは先生が丁寧に説明してくださり、100%とはいえないかもしれないが、理解ができた。金融について今まで少し疎遠に感じていたが、親近感がわいてきたのがよかった。(高1)

〇私が今回この教養講座に出席しようと思ったきっかけは、小学生の頃から名前だけは知っていたものの、内容が全く理解できていなかった「リーマン・ショック」というものの構造を知りたいと思ったからであり、完璧にではないが、以前よりも深く知ることができたのでとても良かった。しかしこの映画を通して、私は本来の目的よりも重要であると思われることに関して知識を得ることができた。それは「自身の仕事に対する情熱のかけ方」である。……。また、この映画は大前提として、人と人とのお金のやり取りにもとづいた世界、つまり資本主義の世の中での各個人の生き様を描いているものだと考えたが、そもそもなぜ人間はこのようにして「お金」というツール、もしくは記号のようなものに振り回されて生きているのか、疑問に思った。そして、その世界の起源・構造・思想に興味をもった。(高1)

〇そもそも「(住宅)ローン債権を売買する」ということに実感がわかなかったが、この画期的なアイデアがアメリカ経済を活性化し、一方で危機に追いこんだという点で、MBSは大きな発明であったことはわかった。(高1)

〇難しい用語が多かった。CDSに関して、炎上中の家に対する「火災保険」のたとえがわかりやすかった。最後に主人公たちは金をもらって喜ぶのかと思っていたが、現実は違っていて、あまりいい気持ちにはならなかった。ウォール街には勤めたくないと思った。(高1)

〇僕は、もっとも信用のある人または会社ほど、もっと疑うべきだと感じました。現在、日経ストックリーグに参加していますが、改めて、株や債券などに手を出すのは相当な注意が必要だと感じました。でも、これを「ゲーム」と楽しめるなら、続けてもいいかもしれません。(高1)

〇リーマン・ショックが起きたときには小学生だったので、悲惨さに気づかなかったが、実際はこうだったんだととても驚いた。家をローンで買うのが恐くなった。(高1)

(←きちんと頭金を用意して、自分の給料と相談してローンを組めば大丈夫です)

〇金融市場の崩壊への過程に気づかない一般人と、主人公たちとの対比に重点を置いた映画だった。カエサル(古代ローマの将軍・政治家)は、「多くの人には、見たいと思う現実しか見えない」といったが、それはこのような場面においてもいえるのだと思う。今回の教養講座で経済の仕組みと暗部をより理解できたと思う。(中3)

〇金融について全然知識がなく、あまりよくわからなかった。先を読んで投資をするのは難しいんだと思った。(中3)

〇専門用語が最初から多く入っていたので、先生の解説がなかったら、何が起きているかわからなかったと思う。(中3)

〇汚いことすると、いいことないってことですね。お金も人間関係も。(中3)


 ちなみに、今年私が担当している高1「世界史A」の現代史の授業では、11月に大恐慌(世界恐慌)をやったところでした。フランクリン・ローズヴェルト政権は「ニューディール」の一環として、「グラス・スティーガル法」(1933年銀行法)という金融規制を強化する法律を制定しました。ところが、同法が規制緩和の流れで1999年に廃止されてしまったことが、サブプライム問題を肥大化させたといわれます。そうした反省から、オバマ政権は金融規制を強化する法律(ドッド・フランク法、2010年)を制定しました。しかし、アメリカ大統領選の結果を受け、こうした規制が今後どうなるかについて、世界が注視しています。

 世の中には、大学受験で必要なこと以外にも、学ぶべきことが多くあります。浅野生諸君には、視野を広げる努力を惜しまないでほしいと思います。今後の教養講座にもご期待ください。

(文責:教養講座担当 橋本)

投稿日時: 2016年11月29日 07:44 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

手作りの会 懇親会

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2016年 11月25日(金)
2016年度浅野学園 手作りの会 懇親会を崎陽軒で行いました。

11月現在の会員数95名、
今年は、山田教頭先生もご参加くださいました。

ご指導くださる3人の先生方の作品の抽選会もありました。

1月の活動日は1/27(金)10時?  場所は中学会議室です。

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ご興味のある方は、是非一度見学にいらしてください。

http://asano-tedukurinokai.890m.com/

                      (文責 高二懇親会係)

投稿日時: 2016年11月28日 16:00 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

平成28年度 関東アンダージュニアボクシング大会結果報告

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11月26日(土)27日(日)1月29日(日)の3日間で、関東アンダージュニアボクシング大会が行われ、本校ボクシング部から2名の選手が出場しました。

試合結果と寸評

11/26(土)

中学生60?級1回戦

安?章(中2)VS 新井智景選手(群馬) 2対1のポイント負け

安は公式戦デビュー戦。相手選手もキャリアはそれほどなく、ちょうどよい相手といえた。しかし、デビュー戦で焦りもあったのか、いい距離感でパンチを出すことができなかった。相手のパンチが当たる間合いでは頭を下げてしまうことも目立った。ちょうどよい距離できちんと型に忠実なパンチを打つことをまず実践していこう。しかし、手数を出して何とかしようという気持ちは感じられたので、デビュー戦としてはまずまずです。

中学生68?級決勝

竹ノ内尊行(中3)VS 乃生夏輝選手(群馬) 3対0のポイント負け

竹ノ内は今回がデビュー戦だったが、キャリアのある相手に堂々と渡り合った。しかしスタミナ不足からか、1ラウンド目の後半あたりから足が止まってしまい、べた足で打ち合う場面が目立った。練習では足を使って相手のパンチをかわしながらもっとうまいボクシングができている。これが実戦でできるようにこれから練習を積んでほしい。ただ、負けはしたが臆することなく相手と打ち合って立派なデビュー戦でした。

今回は2選手ともに関東大会がデビュー戦となりました。なかなかうまくできなかったところもあるとは思いますが、初めての公式戦でよくがんばったと思います。

今後とも応援よろしくお願いいたします。

また、お世話になった皆様ありがとうございました。

(文責 顧問)

投稿日時: 2016年11月28日 11:56 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

高校サッカー部 新人大会予選リーグ?

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 標記リーグ最終戦が本校グランドで行われました。チームは今、選手主導で戦術や練習メニュー、メンバーを決めて試合に臨んでいます。しかし前節、不安定な守備面が露呈され、短時間でしたが修正して臨みました。

 ゲーム立ち上がりから球際での出足の早さが相手より上回り、両サイドでの積極的な突破から相手陣内に攻め込むと、前半は小関(MF・1年)のドリブルからのゴールなどで2点リード。後半はさらにたたみ掛けるように奥(FW・1年)、小関、田中(MF・2年)、石川(MF・1年)とゴールを重ねて勝利することができました。課題とする守備は、選手間の距離やポジションバランスを意識することで改善しました。この大会で池田(GK・2年)が成長し、予選リーグ失点ゼロで追われたのは一つの成果でした。

 この大会は来年度の関東大会一次予選を兼ねており、そのシードを決定する試合が1月から始まります。良い準備をして臨みたいと思います。

◇新人大会予選リーグ 第3節 2016.11.23(祝)浅野高校会場

・浅野 6?0 新栄(前半2?0)

得点:小関3、奥1、田中1、石川1

<前半>

    奥 原田

小関 佐藤 田中 菅野

加藤 目? 島  鈴木

     池田

<後半>

    奥 一見

小関   金澤   石川

   佐藤 田中

  加藤 目? 島

            青柳 

(文責:顧問)

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投稿日時: 2016年11月26日 07:52 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

清話書林企画「本と私」第1回が開催されました

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11月22日(火)13時30分より、清話書林企画の「本と私」の初回が行われました。

中学3年生から高校二年生までを対象とした、「前田校長先生が語るシェイクスピア ?英語の魅力、音の魅力 Hamlet / To be or not to be, that is a question?」です。

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生徒にとって、始業式や終業式などの行事以外で校長先生の話を聞く機会はほとんどないため、参加した12名の生徒はとても積極的に取り組んでいたように感じました。先生は一方的な講義の形式ではなく、次々と生徒に問いかける形で全員が関わっていけるように話を進めてゆかれました。和やかな中にも緊張感のある90分間でした。

講座の内容ですが、まずは「英語のリズム」がどのようにして生まれるか、という事について、英語詩の音節や押韻、特に頭韻と脚韻に触れながら、「強」と「弱」が交互に繰り返される音の魅力を語っていただきました。さらに、シェイクスピアの作品が上演されていた時代の「演劇」のあり方にも触れ、当時の芝居が「聞く」ものであったこと、さらにシェイクスピアはそれまでの英語詩の型を越えたものであったことなども紹介されました。

そして、『ハムレット』の中で最も有名な台詞である「To be or not to be …」の解釈については、河合祥一郎氏の「生きるべきか、死ぬべきか…」、小田島雄志氏の「このままでいいのか、いけないのか…」、福田恆存氏の「生か、死か…」など様々な訳文にふれ、さらにローレンス・オリビエとケネス・ブランナーの演じるハムレットの映像を観ながら、複雑なハムレット像を明らかにしてゆかれました。

校長先生の熱い語りと、授業とは一味違った「知と教養」に触れた生徒は、「とても有意義な時間を過ごすことができた」と、とても満足そうでした。

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今回参加した生徒から寄せられた意見も参考にしながら、今後も生徒の知的好奇心を満たすことができるよう、第2回の企画を進めているところです。

これからの「本と私」にもご期待ください。

 

文責:図書館運営委員会

投稿日時: 2016年11月26日 07:50 | カテゴリ: 図書館からのお知らせ |

中3研修旅行最終日

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研修旅行最終日は朝から京都で班別自主行動を行いました。

京都駅での14:30集合時には遅れることなく全員が集まり、その場で閉校式を済ませて新幹線に乗り込みました。

無事に新横浜で解散しましたが、学校に戻ってからも研修のレポート作成やプレゼンテーションを行い、今回の行事の締めとなります。

(文責:中3学年担任)

投稿日時: 2016年11月22日 09:51 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

ラグビー部 OB戦

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Image1_17_3 グランドの人工芝化を記念して高校生対若手OBとの試合を行いました。 先輩方も30人以上ご参加くださり、良い試合ができました。現役高校生は人数ぎりぎりの状態に対し、OBチームは次々を交代をしながら、ほぼ同スコアの展開が続きました。先輩方の強烈なタックルも健在で、現役高校生も負けてはいられません。

 スコアは19?22でOBの勝利でしたが、大学でも現役で活動している若手OBを相手に、高校生もよく頑張りました。試合後はOBの方々より技術指導もいただき、有意義な一日となりました。 次のOB戦も企画していきたいと思います。【文責 顧問】

   

投稿日時: 2016年11月21日 13:12 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

高校サッカー部 新人大会予選リーグ?

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第2節、秋晴れのもと聖光学院とのゲームでした。

 序盤相手のプレッシングに負けてボールロストが多く苦しむも、なんとか右CKから小関(MF・1年)がヘッドで合わせて先制。しかし足を止めずに向かってくる相手に決定機を何度も与え、不安を残したまま後半へ。同じような展開が続いたが、徐々に足が止まってきた相手のミスをついてショートカウンターから小関が追加点、その後も田中(MF・2年)、奥(FW・1年)が得点を重ねて勝利することができました。ゲーム内容は、ボールがキープしきれず練習の成果が殆ど出せていないものだったので、できる限り修正して23日のリーグ最終戦に臨みたいと思います。

◇新人大会横浜地区予選グループリーグ(Bグループ) 2016.11.20(日)9:00ko聖光学院会場

・浅野 4?0 聖光学院(前半1?0)

得点者:小関2、田中、奥

<先発メンバー>

     奥

菅野  原田 長谷川

  田中 小関

加藤 目? 島 鈴木

    池田 

※次節は11/23(祝)vs新栄高校、13:00ko浅野高校会場です。引き続きご声援のほどよろしくお願いします。

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(文責:顧問)

投稿日時: 2016年11月21日 08:11 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

新企画「本と私」のお知らせ

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現在、展示を行っている「この人を見よ?Ecce homo?」に続き、新企画「本と私」がスタートします。

この企画は、教職員がそれぞれの専門性や興味関心をいかしてテーマを設定し、「本」と関連付けながら講演を行うというものです。普段の授業とは一味違う「知と教養の世界」へ、教職員自身が影響を受けた本を足掛かりとして、旅立ってみませんか。

 

第1回目に登場いただくのは前田校長先生。

長きにわたって研究されてきた、シェイクスピアの『ハムレット』をテーマとして講演をいただきます。有名な「To be or not to be, … 」の訳や解釈を始め、英語の「音」の魅力についても語っていただきます。

対象は中学3年から高校二年までですが、当該学年以外の生徒の参加も可能です。

 

実施日時は11月22日(火)の13時30分から図書館の1階ラウンジにて。

募集定員は20名ですが、まだ人数に余裕がありますので、奮って応募してください。

また、実施日は面接週間に当たります。保護者の方々も、参加はできませんが観覧は可能ですのでお時間がありましたら、ぜひ図書館までお運びください。

 

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文責:図書館運営員会

投稿日時: 2016年11月14日 17:06 | カテゴリ: 図書館からのお知らせ |