歴史研究部?仙台合宿
終業式の翌日である7月20日(水)?7月22日(金)にかけて、今年も合宿に行ってきました。今年の文化祭のテーマは「伊達政宗」ということもあり、仙台を中心とした巡検です。三日間ともに天候は雨もなく暑くもなくという絶好の巡検日和でした。新入生2名を入れての計21名(教員3名)での旅です。
1日目の午前中は松島を巡り、午後は仙台市内の伊達家ゆかりの寺社を巡りました。時間の関係で、松島の瑞巌寺が急ぎ足になってしまったのは残念でしたが、仙台市内にある仙台東照宮や青葉神社を巡ることで、江戸から明治への時代の移り変わりを感じることができました。仙台東照宮は江戸時代の仙台の中心的な神社であり、もちろん東照大権現(徳川家康)を祀っています。一方、青葉神社は明治期に創建された神社で、伊達政宗を祀っており、明治から現在にいたるまで、仙台の中心的な神社になっています。実際に現地に足を運ぶことで、両神社が現在の仙台の中でどのような意味を持っているのかについて考えさせられました。
2日目の仙台城を中心に仙台市内の伊達家ゆかりの史跡を巡りました。写真は本丸跡にある伊達政宗騎馬像前で撮ったものです。政宗を祀る霊屋(おたまや)である瑞鳳殿はもちろん立派でしたが、1945年の空襲で焼失してしまったために、現在あるのは再建で、国宝指定を外されています。一方で、仙台城の北西に位置する大崎八幡宮の社殿は1607年に造立され、現在国宝となっており、当時の様子を今にとどめています。瑞鳳殿や大崎八幡宮の色鮮やかな彩色が印象的でした。
3日目は伊達家の重臣片倉小十郎の拠点である白石城と、戦国の遺風残る平山城である二本松城を巡りました。白石城の大櫓(実質上の天守)は、大河ドラマ『独眼竜政宗』ブームの後押しで再建が決まったらしく、大河ドラマの影響力の強さを感じました。二本松城は江戸時代に丹羽氏が領主となり、二本松藩の居城となりますが、戦国期からある平山城を改築して使用したために、本丸跡にまでたどり着くのが一苦労でした。
今回の三日間の合宿、部長を中心とした高校二年生が下級生を引っ張ってくれたおかげで充実したものになりました。1時間半をこえる合宿中の勉強ミーティングでは、中学生からも鋭い発言が見られ、中身の濃いものになりました。歴史的考察を深めていくということは、自らが問いを発し、できるだけたくさんの資料にあたって調べ、考え、再び問いを発し、、、この繰り返しに尽きると思います。歴史研究部の合宿では、生徒がこのような営みを行う「きっかけ」をつくっています。まだまだ不十分な点も多いですが、少しでも歴史に対して深い洞察ができるよう、頑張っていきたいと思います。
[文責:歴史研究部顧問]
充実の国際交流?エンパワーメント・プログラム(続報)
とにかく会話が尽きません。
今年の参加者は大変意欲があります。予習もばっちりで、このプログラムに挑んでくれています。
対象は中学3年と高校1年。合わせて230名が集まりました。
5日間の集中プログラムで、すべて英語でコミュニケーションを行います。
昨年は初めての企画ということもあり、初日・2日目と硬さが見られ、体をほぐすアクティビティに切り替えて緊張をほぐすこともありましたが、今年は事前のオリエンテーションの成果もあり、初日からネイティヴのファシリテーターの指導をよく理解し、ネイティヴの学生とのディスカッションも活発に行っていました。
どの生徒も、毎日の会話やスピーチ、グループ発表を楽しんでいるのが分かります。
昼休みはグループごとに外国人学生を囲んで食事をとり、また、空いている時間には広場で球技を楽しんだりもしていました。
今日は、いよいよ最終日。プログラムの成果を一人ずつ、全員の前で英語で発表する日です。
間違ってもいいから、自信を持ってスピーチしてください。
文責: グローバル化推進委員会?
ディベート部:中学ディベート"全国大会"出場決定!
先日、中学生日本語ディベートの関東甲信越大会2日目が開催されました。1日目の結果、浅野はあと1勝で全国大会に出場できるところまで来ていました。
そして、最後の決定戦で勝利を掴み、中3増山龍星・廣瀬太雅・永田瑞稀の3人が5位入賞を果たし、全国大会の出場の権利を獲得しました!
この3人はディベートサークル創設当初のオリジナル・メンバーで、中学1年生の頃から、様々な大会に参加してきました。しかし、どの大会も、なかなか結果を出せず、何度も涙をのんできました。過去の大会では、試合中に上手く行かず、チーム内で喧嘩をし、罵声を浴びせ合ったこともありました。
そうした背景の中、中学の集大成として、今回の大会に臨みました。この関東甲信越大会は、全国の各地域大会の中でも参加チーム数が多く、全国優勝経験のあるチームも多数出場しているので、厳しい戦いが待ち受けていました。
しかし、なんとか勝利をもぎ取り、”ディベート部”昇格元年の今年、初の全国大会出場権を掴みとってくれました!
負け続けたにもかかわらず、諦めず、努力を絶やさなかったことが、ついに実を結びました。まさに、”九転十起”の精神を体現してくれました。
最後になりましたが、ディベート部へのご支援・ご声援、本当にありがとうございました。
全国大会は、8月上旬、立教大学で行われます。今後も更なる飛躍をしてまいりますので、よろしくお願いします。
文責:ディベート部顧問一同
スタンフォード研修6日目
プログラム最終日は、Photo Essayの発表(展示)から始まりました。
同じような風景を目にしていたはずであるにもかかわらず、テーマは様々であり、多様な視点があることを実感していたようです。
*Photo Essay展示の様子
その後、いよいよ商品開発プレゼンを実施しました。
Y2E2の校舎の入り口付近にある大きな教室を用意していただき、素晴らしい環境の中でのプレゼンとなりました。
*最終プレゼンの様子
短い期間でありながら工夫を凝らしたグループがある一方、やはり準備不足であることが否めない発表もありました。
帰国後に時間を十分にかけてブラッシュアップした上で、事後研修等での発表に臨んでいただくことを期待しています。
発表後はお世話になった教授やメンターの方々とレストランで食事をし、Certificateの授与が行われました。
これをもって、5日間のプログラムを修了したことになります。
*Certificate授与後の集合写真
滞在期間の大部分の時間をスタンフォード大学の構内で過ごしましたが、せっかくの機会ということもあり、夕方からサンフランシスコ市街へ観光に行きました。
ゴールデンゲートブリッジを訪問後、サンフランシスコのダウンタウンでバスを降り、ピア39まで少し長い距離を歩きました。
スタンフォード大学のリゾートのような空気とは全く異なる、都会の空気や観光地の活気を体験することができました。
*サンフランシスコ観光の様子
夜10時ごろ寮に到着し、翌日は早朝に出発することになります。
追記:
日本時間の7/26(火)15:30頃、無事に帰国いたしました。
成田空港では、前田校長や保護者の方に迎えていただきました。
今回のプログラムの参加者が、スタンフォード大学での経験を様々な場面で活かしていってくれることを期待しております。
文責:スタンフォード研修引率担当
海外の学生とディスカッション?エンパワーメント・プログラム?
昨年大変好評を得ましたエンパワーメント・プログラムが、今年は昨年の1.5倍の参加者を集めて始まりました。
今年は前もってオリエンテーションを行い、テキストも早めに配布したこともあって、初日から積極的に英語で会話する生徒が多く、どのクラスも、どのコースも活気にあふれていたのが印象的でした。
今年はスタンダード・コースとサイエンス・コースに加え、リピーター向きのプログレス・コースを設けて、合わせて6クラスに分かれての開催となりました。
各クラスには1名のファシリテーターが付き、生徒5~6名に1人の留学生がメンターとして加わって、プログラムが進行します。
コースごとに用意されたテキストは、すべて英語のみで書かれていますが、生徒はもちろん予習が必要となります。
初日の昨日は、自己紹介の後に、ロールプレイを通じて自己表現する時間があり、緊張しながらもファシリテーターやメンターに支えられて、上出来のパフォーマンスを披露していました。
全5日間のプログラムです。毎日を楽しみながら、最後のプレゼンテーションに向けて励んでいってほしいと思います。
文責: グローバル化推進委員会
スタンフォード研修5日目
研修プログラムは本日を含めて残り2日間となりました。
本日の午前中はスティーヴン・マーフィ重松教授の講義でした。
現在はスタンフォード大学で教授をされていますが、かつては東京大学でも教授をされていた方です。
つい最近、『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』(講談社)という本も出版されています。
*スティーヴン・マーフィ重松教授の講義の様子
抽象的なテーマではあったものの、具体例や日本語などを交えていただき、分かりやすい講義でした。
質疑応答では質問が殺到し、中には大変奥が深い内容のものもありました。
*昼食後に訪れたWindhover contemplative centerでの瞑想の様子
午後は"Elevator Pitch Activity"という活動を行いました。
90秒という非常に短い時間で、いかにアピールをするかの練習です。
本日は土曜日ということもあり、Y2E2校舎はほぼ貸し切り状態のため、様々な場所を使っての活動となりました。
*実験施設の目の前での練習風景
夕食後に毎晩行っていたイブニング・セッションは今回が最後となりました。
本日のテーマは大変高度なものでしたが、活発な議論が交わされました。
4日間担当してくださった現地スタッフのSumireさんからのメッセージも、生徒たちの心に響いたことでしょう。
*イブニング・セッション後の記念写真
明日はいよいよPhoto Essayの発表と、商品開発のプレゼンとなります。
今夜は果たして、何時まで準備が続くのでしょうか。
文責:スタンフォード研修引率担当
スタンフォード研修4日目
研修も折り返し地点を過ぎました。
午前中は、アイコンタクトやジェスチャーの重要性を学ぶアクティビティから始まり、
グループごとに分かれて最終日に発表を行う商品開発に関しての議論を深めました。
午後はスタンフォード大学のキャンパスの中を、ツアーのごとく歩き回りました。
単なるのキャンパスツアーと異なるのは、生徒たちがキャンパス内で目にしたものが、
最終日に展示をするPhoto Essayの素材になるという点です。
教室に戻った後、各生徒がそれぞれ目にしたものについて共有する時間なども取られました。
ちなみに、スタンフォード大学のキャンパスは観光地としても有名であり、見どころが満載です。
広大なキャンパスはまるでリゾートのようで、大変贅沢な環境の中での研修となっています。
プログラム終了後、初日に講義をされたグレン教授に研究スペースなどを案内していただいた後、
"d.school"と呼ばれる場所の見学をしました。
上記のような、一般人が訪れるのが難しい施設を訪問できるという点は、
大学の教授が主催している本プログラムの大きな特色と言えます。
実際に研究が行われている場を目の当たりにし、生徒たちは商品開発へのヒントを得ることができたことでしょう。
文責:スタンフォード研修引率担当
柔道部:横浜市立中学校総合体育大会(団体戦)
スタンフォード研修3日目
スタンフォード研修は3日目(プログラム2日目)を迎えました。
本日の午前中もアクティビティからのスタートとなりました。
"Rapid Prototyping"をテーマに、Legoを用いて見えないアイデアを形にする練習や、 "Spaghetti Tower"という活動を行いました。
*Spaghetti Towerに取り組む生徒たち
Spaghetti Towerとは、スパゲッティとマシュマロを使って、いかに高いタワーを建てられるかを、各チームで競うものです。
1回目の挑戦では、高さを競うどころか、10チームのいずれもタワーを建てることすらできませんでした。
1回目の失敗を活かし、2回目は約半数のチームがタワーを建てることができました。
この活動は、日本では企業におけるチームビルディングのための研修として行われることが多いようです。
本プログラムでは、"Fail early. Fail fast."を実感してもらう意図で行われています。
その後、Photo Essayの作成や、商品開発に向けた準備などに取り組みました。
*商品開発に向けた準備の様子
以下は毎晩8時半まで行われる、「イブニング・セッション」の様子です。
当日に学んだ内容の振り返ることが中心となっています。
*イブニングセッションの様子
写真は夜の8時ごろに撮影したものですが、まだまだ外は明るいことが分かります。
短い研修期間のため、生徒たちは複数のタスクを同時並行でこなさなければなりません。
夜の時間帯をいかに有効活用するかが、研修を成功させるためのカギとなりそうです。
文責:スタンフォード研修引率担当
スタンフォード研修2日目
本日から研修プログラムが本格的にスタートしました。 スタンフォード大の教授2名の講義や各種アクティビティを通じて、基礎的な知識やスキルを学びました。 午前中の講義の後、教授に個別質問をする者が何名もおり、今年度の参加者には、自分から積極的に学んでいこうとする姿勢が感じられます。 教授には、昼休みの時間にまで質問に応じていただきました。 9時から20時半までの長時間にわたる研修ですが、夜の時間帯にも本日のやり残しや復習に勤しんでいる生徒の姿も見られました。 残り4日間、一秒たりとも無駄にしないつもりで臨んでいただければと思います。 *講義で主に使用しているY2E2棟の教室と生徒たちの様子。
*昼休み中に質問する生徒たちと、それに応じるスタンフォード大の教授。
*Brainstormingの様子。"NORMAL"ではなく、"CRAZY"なアイデアが要求されています。
文責:スタンフォード研修引率担当
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