ブログ 2015年7月アーカイブ

神奈川県私立中学校テニス大会団体戦 Aトーナメント3位

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2015337月12日(日)・20日(祝)に、聖光学院・サレジオ学院にて、神奈川県私立中学校テニス大会団体戦(Aトーナメント)が行われ、中3の檜谷・大澤・前田・大竹・宗武・鈴木・戸村の7人が出場しました。

1回戦は橘学苑中との試合でした。ダブルスで2勝、シングルスで2勝1敗、計4勝1敗で勝利、順調なスタートを切りました。

2回戦は関東学院との試合でした。実力では互角の相手でしたが、ダブルスの2ペアがかつてない気合いで臨み、大澤・前田は完勝、大竹・宗武も5?5までもつれましたが、最後は気合いで粘り勝ち、6?5、ダブルスを2本とりました。シングルスは戸村・鈴木が敗れたものの、檜谷が安定した試合運びでしっかり勝利し、3勝2敗で準々決勝に進みました。

準々決勝は山手学院との試合でした。ダブルスは大竹・宗武が調子が出ず敗れたものの、大澤・前田が好調を維持して勝利、そしてシングルスは、檜谷・鈴木・戸村それぞれが自分のテニスを遺憾なく発揮し3勝、4勝1敗で勝利し、ベスト4に進出しました。

準決勝はサレジオ学院との試合でした。相手はフルメンバーではなく、チャンスはあったのですが、ダブルス1勝1敗、シングルス1勝2敗、計2勝3敗で惜しくも敗れました。

敗れはしたものの、団体戦で3位(ベスト4)という結果が出ました。

中3は、力はあるのにこれまでの団体戦で結果が出ていませんでした。しかし中学最後の団体戦でこうして結果が出たことを、生徒達も喜んでいましたし、顧問としてもとてもうれしく思いました。

これで中3の団体戦は終わりました。「高校テニス」のスタートに向けて、練習を積み重ねてほしいと思います。(文責 顧問)

投稿日時: 2015年7月31日 14:03 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

平成27年度インターハイ(ボクシング競技)結果報告

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7月28日(火)から兵庫県立総合体育館で平成27年度全国高等学校総合体育大会20150729_170258ボクシング競技大会兼第69回全国高等学校ボクシング選手権大会が開催され、浅野学園ボクシング部の田島義基(高一)がフライ級の神奈川県代表として出場しました。

7月29日(水)

フライ級1回戦 田島義基(高一)VS 上田健人選手(奈良県 王子工業高校) 3対0の判定負け

相手は長身のアウトボクサー。1ラウンド目は外へと巧みに回り込む相手を追い切れない。2ラウンド目、田島のタイミングのよい左ストレートがヒット。そこからたたみかけ、このラウンドは取り切った。勝負の3ラウンド目、2ラウンド目のように自分の距離で手数を出して、ポイントを取る展開に持ち込みたかったが、田島の動きにキレがない。うまくパンチを繰り出すことのできないまま、ゴングを迎えた。終了後に聞いたところ、相手のパンチが効いていたらしい。しかし、2ラウンド目の猛攻はさすが。高校一年生ということを考えると初戦敗退とはいえ、これからに期待の持てる試合内容でした。

残念ながら初戦敗退となってしまいましたが、これからにつながる良い試合だったと思います。 また、今回田島の補助として高一の倉地澄人が同行してくれました。田島が試合に集中できるように荷物持ちから練習相手など何かと気づかって世話をしていました。立派に田島を支えてくれて本当にありがとう。

これからも部員全員で全国大会での上位入賞目指してがんばっていきたいと思います。

お世話になった皆様ありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

 

(文責 顧問)

 

投稿日時: 2015年7月31日 11:09 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

エンパワーメント・プログラムの報告

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 エンパワーメント・プログラムも4日目が終了し、生徒たちの緊張もほぐれて、より積極的に外国人の学生と会話しようとする姿勢がみえてきました。Dscn0226jpg

 

 

 スタンダード・クラスでは、身近な問題から社会的な問題へとディスカッションのテーマが移行したものの、ファシリテーターや学生アドバイザーの巧みなサポートによって、自分の考えをまとめ、明快なプレゼンテーションができるようになりました。 

 サイエンス・クラスでは、マインドマップという手法で「科学」ばかりでなく多岐にわたる問題を考察させ、一人一人が自分の考えを明確に伝えるスピーチができるまでになりました。

 昼食時には、外国人学生と会話を楽しむ光景も見られ、プログラムの終了後には外国人学生を連れて、みなとみらいや鎌倉を案内してまわった生徒もいたようです。

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 明日は、いよいよ最終日。どのクラスも総仕上げのプレゼンテーションやスピーチに向けて、準備に励んでほしいと思います。

文責: グローバル化推進委員会

 

 

投稿日時: 2015年7月31日 09:20 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

スタンフォード研修(7月21日?28日)無事に帰国しました

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 スタンフォード研修に参加した23名は怪我や病気もなく全員無事に帰国しました。

 入国手続きを終え、到着ロビーに出ると多くの保護者の方や阿部校長先生が出迎えてくれました。閉講式では校長先生からお話を頂いた後名残を惜しみながらの解散となりました。

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 多くの皆様に支えられて今回の研修も大変収穫の多いものとなりました。Dr.Coinをはじめとする現役の教授陣の方々、スタンフォードの学生メンターの皆さん、寮やダイニングで元気に明るく働くスタッフの方々、現地ガイドさん、ドライバーさん、そして何より、この研修に深いご理解とご協力を頂いた保護者の皆様に心より御礼を申し上げます。

 生徒諸君は慣れない環境の中でハードなスケジュールを前向きにこなしてくれました。浅野生のポテンシャルを改めて実感しました。生徒諸君は感謝の気持ちを忘れず、この貴重な体験を今後の人生の様々な場面で生かしてくれることを願っています。(文責 佐藤)

 

 

投稿日時: 2015年7月29日 12:49 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

エンパワーメント・プログラム始まる

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 本日(7月27日)より5日間、本校においてエンパワーメント・プログラムという企画が始まりました。

 

 初回の今年は、中3と高一合わせて150名余りの生徒が参加し、2コース4クラスに分かれての実施となりました。1クラスは40名前後で、サイエンス・コースとスタンダード・コースの2種類からなります。サイエンス・コースはテーマや内容が「科学」に特化したもので、より意欲のある生徒がチャレンジすることとなりました。

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 このプログラムはISAが主催し、英語で会話をしながら自分とは何かを探求しつつ、社会的なテーマをディスカッションすることで、コミュニケーション力やプレゼンテーション力を身につけていくという内容のものです。そのために、アメリカ西海岸にあるUC系列の学生が来日し、生徒5?6人に1人の割合でアドバイザーとしてプログラムに参加してくれます。

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 プログラム自体は、ファシリテーターと呼ばれる統括者が各クラス1名配置されて、全体の進行をコントロールします。初日の午前は、どの生徒も慣れないプログラムと英会話にたじろぎ、緊張も加わって、かなり固まってしまうこともありましたが、午後の初めに短時間のアクティビティーを取り入れてリラックスしたことで、その後のプログラムは活気のあるものになりました。すでにいくつかのクラスでは、ディスカッションの内容をスピーチするくらいにまで向上しています。

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 終了後には留学生と打ち解けて話をする光景も見られました。明日以降のプログラムも生徒たちが前向きに参加し、積極的に取り組んでくれることが期待できそうです。

 

文責: グローバル化推進委員会

 

投稿日時: 2015年7月28日 08:00 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

スタンフォード研修 6日目

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 いよいよ発表の日がやってきました。 最初の発表は初日から準備してきたphoto esseyです。滞在中に各自がテーマを決めて撮りためた写真とコメントのスライドショーを展示したもので、皆で仲間の作品をゆっくりと鑑賞しました。実はこの活動にも、例えば、「自分には無い視点や表現方法をいかに吸収するか」などの気付きを促す要素が散りばめられていました。

 一昨日はスタンフォード大学内のカンター美術館を訪れ、さまざまな作品に触れましたが、今日はこの教室がそれに匹敵する一つの美術館となっていました。

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 次はいよいよメインのプロジェクト発表です。実は、コリン先生は今日のために大変大きなプレゼンテンショーションルームを準備してくださいました。その部屋は校舎の入り口付近にあるガラス張りの部屋です。これまで私たちも校舎へ出入りするたびに様々な研究会が行われているのを見て、この部屋が創造性を世界に発信する起点であることを感じていました。昨日までは通りがかりのvisitorだった私たちが、夢のような舞台に立つことととなったのです。小さな部屋でのリハーサルは何度もしてきましたが、この部屋は外を通りかかる観光客の目にも触れます。一気に緊張が高まってしまいますが、尻込みしてはいられません。

 与えられた時間は5分。そこに全てをぶつけます。設定としては今までになかったものを世に送り出す商品開発です。プレゼン後はいろいろな質問に対し、その場で回答しなければなりません。また、発表時以外は観客としてその企画が投資に値するかを厳しく審査する立場にもなりました。

 

 今回は3人程度のグループで準備を進めたため、話す以外にも模型やPCの操作など、各自が多くの役割をこなす必要がありましたが、総じて良くできていたと思います。5分を有効に使えたグループ、できなかったグループ、思い通りにいかなくて悔しさをかみしめるグループなどいろいろありましたが、どのグループも立派に発表を終えました。

(プレゼンの様子は帰国後に動画でお伝えできる機会が複数あると思いますのでお楽しみに。)

 

 午後は皆でプレゼンの講評をした後、コリン教授より、初日から取り組んだ様々な活動について再度深く考えることを求められました。生徒達は一つ一つの活動や気付きという点と点をいくつ結べたでしょうか? この研修は単なる始まりにしかすぎず、この気付きを今後の人生でどのように広げていけるか、それが問われているのだと感じました。

 

 修了式では、Shigematue先生、Glen先生、Shivani先生も駆けつけてくださり、一人一人に大学が発行した修了証を渡していただきました。修了式後はColin先生が何とランチパーティーに招いて下さり、敷地内にあるスタンフォード・ゴルフコースのクラブハウスで素晴らしい景色を眺めながら 楽しい時間を過ごしました。 (一番上の画像)

 

 夕方はショッピングセンターまで足を延ばしたのですが、日曜日ということもあり18:00には閉店してしまい、一部の生徒が夕食をとれなくなってしまいました。そこで急遽、近くのSAFEWAY(全米にあるスーパーマーケット)まで足を延ばしました。観光地の土産店とは全く違い、生活に直結した様々な食品が並んでおり、ここでの買い物もよい経験になりました。 

 

 明日は朝8時に寮を出発します。  (文責 佐藤)

投稿日時: 2015年7月27日 22:20 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

スタンフォード研修 5日目

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M1040010 画像は学生たちの活動をサポートしてくれている学生メンターの方々です。様々な活動がスムースに進むよう常に行動を共にしてくれています。いろいろな助言は的確で頼りになります。

 

 午前中はいよいよ明日に迫ったプロジェクトの完成を目指しました。どのグループもよく協力し合って、画像資料や説明の文章、伝え方のリハーサルを繰り返していました。 

 

 午前のレクチャーでは初日に来てくださったDr. Shigematsu がmindfulness やEQについてわかりやすく問いかけてくれました。 Dr.Shigematuは東京大学でも10年間教鞭をとられていた方で優秀な若者が抱える心の問題にも触れながら、これからのリーダーに必要な魅力的な人間らしさや、アジアの国々と比べて日本が非常に遅れているものを指摘してくださいました。また、自分自身に意識を向けて気付きを得る活動をいくつかしました。最後に全員が一人一つ質問をしたのですが、積極性がかなり出てきただけでなく、その内容が非常に良いものになってきています。先生はランチのテーブルにも一緒に座ってくださり大変感謝しております。

 

 午後はプロジェクトの仕上げと微調整のあと、エッグ・パラシュートという活動を行いました。身近にあるものを使って3階から生卵を落下させても割れないものを作るというものです。パラシュートの枠にとらわれなくてもよいと考えたグループもあり、収穫の多い活動となりました。初日にレクチャーをして頂いたDr.Glen も参加して下さり、9つのグループの作品を採点し講評を頂きました。先生自身も大変楽しんでいらしたのが印象的でした。

 

 イブニングセッションでは今日も一日の振り返りをしました。現地スタッフのローレンさんとの活動は今晩が最後となりましたが、毎日とても明るく生徒を励ましてくださり、私個人としても大変多くの気付きを得ました。 もう夜中の1時ですが、各部屋では明日の準備がまだ続いています。画像は現地スタッフのローレンさん。最後のイブニングセッションの記念写真。(文責 佐藤)

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投稿日時: 2015年7月26日 19:12 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

スタンフォード研修 4日目

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 明後日に迫ったプロジェクト発表の準備、「engineering」の段階です。生徒達は、いくつかの簡単な体験を通して「engineering」の方法や意味を理解し、より難しいプロジェクトの課題に取り組んでいます。各グループとも、チームワークも高まり、各自の役割分担もできてきました。速いグループは、すでにプレゼン資料の作成まで進んできています。

 

 今日はこれ以外にも、コミュニケーション力を高めるセッションをいくつか行いました。相手にしっかり伝えるためには、もちろん「伝えたい」という内発的なこころの動きが大前提ですが、相手との関係を感じながら身振り手振りや表情を用いて表現するといった言葉以外のスキルも大切です。頭では分かっていることですが、知っていることとできることは全くの別物だということをあらためて感じされられます。

 何度も失敗し、壁にぶつかり、それを乗り越える。この経験を通して真のスキルは身につくものですが、さらには、それ自体がもっとうまく伝えたいという動機を生み出し、成功してまた喜びを感じるといった、一連の経験の繰り返しが永続的(sustainable)な動機づけになることを、理屈ではなく実体験として身につけていく。このプログラムの核心がここにありそうです。

 

 上の画像は午後に行った「エレベーターピッチ」というトレーニングのための考えをまとめている様子です。「エレベーターピッチ」の名前の由来は、新入社員が会社のエレベーターで社長と出会ったときに、目的の階に着くまでの限られた時間でいかに社長を惹きつけ提案を認めてもらうかというものです。生徒一人ひとりがそれぞれ場面や説得すべき人、その内容と手順を考え、リハーサルを繰り返したのちに全員の前で実演しました。 

 

 夕食後には毎日18:30から20:30まで一日の振り返りとして、その日のテーマに沿った別の活動を行っています。今日は、言葉によらない(言葉のみに依存しない)コミュニケーションとチーム力強化などでした。

 

 生徒たちは、
・最終日に発表するプロジェクト
・各自でテーマを決めて撮った写真を集めて作品にする課題
・帰国後のまとめに使う資料集め
といった複数の活動を、同時進行で進めています。かなり時間的に厳しいですが、仲間とコミュニケーションをとりながら夜遅くまで頑張っています。毎日9時間以上討論や作業を続け疲れているはずですが、とても楽しそうです。

 

【昨日の追加】

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 右の画像は昨日の夕方に立ち寄ったd-school という校舎に掲げてあったものです。

d はdesignを表しており、学部生は文系も理系も一緒に協働してものづくりに取り組むことが必須となっているとのことです。ここで得た発想力が後の研究に成果をあげているそうです。laboの内部まで入れてもらうと、まさに私たちが取り組んでいるプロジェクトと同じ手法の議論を見ることができました。壁にはいろいろな初期アイデアのメモ(ブレインストーミング)が貼り付けてあったり、試作品(プロトタイプ)が転がっていたりと、あるアイデアが目に見える形となる、まさにその現場を見ることができました。

(文責 佐藤)

投稿日時: 2015年7月25日 23:12 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |

歴史研究部:夏合宿[平泉]?兵どもが夢の跡

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 このたび浅野学園歴史研究部は、9月の文化祭のテーマである「奥州藤原氏」についての研鑽を積むため、平泉や胆沢城、多賀城といった古代東北の重要な史跡を二泊三日で巡りました。宿泊場所は二回とも平泉の旅館「武蔵坊」。大まかな行程は次の通りです。

 

一日目 平泉(達谷窟、中尊寺、高館義経堂、平泉文化遺産センター、毛越寺、観自在王院)

二日目 奥州市(えさし郷土文化館、えさし藤原の里、奥州市埋蔵文化財調査センター、胆沢城)、平泉(柳之御所資料館、柳之御所跡、無量光院跡、伽羅御所跡)

三日目 多賀城跡及びその周辺の史跡、東北歴史博物館

 

 やはり、平泉は世界遺産というだけあってレベルの高い観光地でした!中尊寺金色堂は、ガラス越しとはいえ間近から見ることができる上、創建当時から現存しているということもあって、インパクトは絶大です。また、平泉文化遺産センターと柳之御所資料館を訪れましたが、どちらも非常に分かりやすい展示となっていました。さらに平泉全体に関して気付いたのは、史跡が非常に巡り易いということです。達谷窟を除けば上記の史跡はグルット一周できるような位置にあるので、バスも京都のように複雑な乗り換えが必要ありません。というか頑張れば歩いて回れるくらいです。そもそも平泉は住む者・訪れる者に“見せる”ことを意識して作られたという性格があるので、巡り易さはそれによる恩恵なのでしょう。

 ただし、中尊寺以外の史跡は当時の建物が残っていないところがほとんどで、見る者にはある程度の想像力が必要になります。毛越寺も大規模な浄土庭園は残っているとはいえ、当時は中尊寺をしのぐ規模とされる建造物群は礎石を残すのみで、後輩からも思ったよりインパクトが弱かったとの声が聞こえました。なので、平泉を訪れる際はできる限り多くの予備知識を詰め込んでおくことをおススメします!また、史跡巡りを始める前に、平泉文化遺産センターを訪れる、というのが賢いルートかもしれませんね。

 次に、二日目に訪れた奥州市なのですが、実は様々な史跡・資料館が点在する非常に面白いエリアです。今回は古代東北がテーマなので、平泉の建物や古代の政庁が再現されている「えさし藤原の里」の辺りと、胆沢城・奥州市埋蔵文化財調査センターの辺りをバスで巡りましたが、他にも駅周辺には、武家屋敷と、高野長英・後藤新平・斎藤実の資料館があります。さらに北の盛岡(こちらは原敬と宮沢賢治ですね)と併せて幕末?近代巡りをするのも楽しいかもしれません。もちろん、我々が訪れたところも秀逸なものばかりで、特に公式ホームページや過去に訪れた方のブログでも強調されていた、奥州市埋蔵文化財調査センターで上映されている「古代東北蝦夷の世界」は、アテルイらを演じる人々の熱演が見ていて微笑ましかったです。

 最後に訪れたのは多賀城と東北歴史博物館です。多賀城は現存する建物は何一つなく、より想像力が必要とされる史跡でしたが、その規模には驚かされざるを得ませんでした。古代の城柵の構造は、真ん中に政庁というお役所があって、その周りを外郭が囲むというものなのですが、政庁跡だけでも結構広いのです。また外郭も長く、北の方までは行く時間がありませんでした。多賀城の出土物は、東北歴史博物館で多くが展示されており解説も充実していました。あと、特別展の「徳川将軍家と東北」も拝観しましたが、展示品がとても豪華で、徳川家康や伊達政宗はもちろん、佐竹氏や上杉氏の書状、甲冑が勢ぞろいしていました。戦国好きには必見だと思われます。

 以上、2015年度歴史研究部の夏合宿の感想でした。2泊3日という長いようで実は結構限られた時間でしたが、“古代東北の歴史”を満喫できる、最高の合宿となりました。何かテーマを作って旅をすると一味違うものになるので、(ここまで史跡だらけにするかはともかく)少しでも参考にしていただけると幸いです。[文責:歴史研究部]

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投稿日時: 2015年7月25日 17:58 | カテゴリ: 生徒会・部活動 |

スタンフォード研修 3日目

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 今日の研修の大きな目的は、昨日までの研修項目を踏まえて、頭の中にあるアイデアを現実の形にしていくことでした。 そのために、たとえばシリコンバレーの企業ではどのようにモノ作りに取り組んでいるのかをゲストスピーカーをお招きしてわかりやすく説明していただきました。 あのアップルグラスやアップルウォッチのソフトウエアを作っている会社の経営者の方(写真)です。いろいろなエピソードを交えてお話しいただきました。新しいアイデアがどのように生み出されるかというテーマでしたが、そのカギは情熱・あらゆる機会を学びにする・仲間の信頼 であると何度も訴えてくれました。

 生徒たちの前向きな姿勢・理解力・実行力には驚かされます。プレゼン技術ももちろん素晴らしいのですが、講義のレベルとしては大学生向けかそれ以上の抽象的な内容です。にもかかわらず、しっかりメモを取り、わからないことも質問し、自分の言葉で消化しようとしています。そして講義の後に与えられる、単なるゲームに思えるものの中にもいろいろな気付きを得て、それを何度も英語で苦労しながら伝えようといどみます。英語が出てこなくて困っている仲間を別の表現で手助けしていく場面もありました。限られた条件・時間の下でアイデアを出し合い、挑戦と失敗と検証を繰り返す楽しさのようなものを感じはじめたようです。 

 午後の目標が午前と違うところは、いよいよ3人程度のグループに分かれて、最終日の発表に向けた自分たち独自のアイデア作りを始めた点です。 ここからは与えられることから学ぶのではなく、何も無いところから何かを生み出していくことになります。画像は壁一枚で仕切られた2つのmeeting roomが写っていますが、左が浅野のある3人のグループと学生メンター、右が大学生が何かを激しく議論しているところです。夏休みですが、この建物はいろいろな刺激にあふれています。何か素晴らしいものが生まれる兆しを感じます。(文責 佐藤) 

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投稿日時: 2015年7月24日 16:32 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |