ブログ 2014年1月アーカイブ

平成25年度第三学期始業式式辞

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みなさん、おはようございます。そして、新年あけましておめでとうございます。平成26年、2014年が始まりました。

年が変わって元旦を迎えても、いつものように朝を迎えて一日が始まり、日が沈んで一日が終わり、時間はいつもと変わらずに坦々と流れているだけですのに、年の変わり目というのはどういうわけか心が引き締まるものです。大みそか、私の家では、年越しそばを食べる頃には、近くの寺の除夜の鐘の音が意外に近くに聞こえてきて、そんな鐘の音に耳を傾けつつ、ふと一年の反省や後悔を頭によぎらせながら、私などは、ああまた一つ歳をとった、という淋しさにまぶされた思いが年々強くなってならないのですが、それでも心の中では「今年こそは」という気持ちを新たに、拳を握りしめて新しい年を迎えるのです。

しかし君たちは羨ましいほどに若い。君たちには開けた未来があり、この先、未、申、酉、戌、亥・・・と来るべき多くの年が待っています。「振り返るな、振り返るな。君の後ろには夢はない」とは、歌人であり俳人であり詩人であり劇作家であった寺山修司の言葉ですが、君たちは前を見て、自分の夢を見つけてください。そして、二学期の終業式にお願いしたことを繰り返せば、年を越すとは年が改まることで、同時に心が改まらなくてはなりません。新しい年、平成26年を迎えるにあたって自分なりの年頭の誓いを胸に宿してください。誰かとではない自分自身との約束をしっかりと結んで、せめて今年一年その約束を守り続けるのだという決意を固めてください。

余談になりますが、私は、初詣は家の近くの伏見稲荷に行きました。二礼二拍一礼をし、学校の事、君たちの無事、高三生諸君の合格、そして個人的な健康、家内安全、金運等々、賽銭に見合わないほどたくさんの願をかけたのですが、その時、ふと横を見ると、三歳位の女の子が目をつぶって必死で手を合わせているのです。こんな幼い女の子が神様に何を祈っているのかという興味より、その真剣で純粋な姿に驚きました。私のように功利的にご利益を求めるのが恥ずかしくなるくらい、疑うことを知らないあどけなさに胸打たれたことでした。

高三生諸君、神頼みは君たちに失礼だったかとは思いますが、それは許してください。風邪をひいたりせぬよう、力を十分に出して、所期の志望を達成してくれることを、鶴のように首を長くして待っています。

今年は新しい図書館と体育館が完成する年として記憶され、記念される年になるわけですが、ただ学校の施設を新しくするだけではなく、多様化した、ある意味では混沌とした教育の状況を正しく見つめて、学園も94年の垢や錆を落として、変革へ向けて動き始めたいと思っています。その意味で、今年は例年以上に大切で大変な年だと考えています。君たちの協力をお願いします。

今年の干支は午年。より正確に言えば甲午(きのえうま)の年。君たちは、駿馬がその確かな脚色で疾走するように、あるいは翼をつけて天翔ける天馬(ペガサス)のように、ひたすら勉強に部活に学校行事に元気に取り組んでください。今年一年が君たちにとって、私たち教職員にとって、そして浅野学園にとっていい年であることを願っています。

(平成26年1月8日)

投稿日時: 2014年1月 8日 10:32 | |

願書受付につきまして

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来年度入学願書の受付を1月9日(木)より行います。

                                                         <受付期間> 1月9日(木)?16日(木) ただし12日(日) 13日(祝)を除きます

 <受付時間> 9:00?15:00 ただし11日(土)は9:00?12:00

                                                        となっております。よろしくお願いいたします。

投稿日時: 2014年1月 6日 08:53 | カテゴリ: 学校からのお知らせ |